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前回テーピング法の3つの特徴をあげた。それについて詳しく今回は掘り下げていくことに
1)腹部は全く圧迫されない
2)腰痛の症状の出る背部にしか固定感がない
3)前屈してもサポート部がフレキシブルに腰部についてくる
腹部は全く圧迫されないホワイトテーピング法は、
アスリートが腰痛に苦しんでいても競技間では、
食事をとらなければいけないからである。
苦しくて食事が取れないイコール、
競技で使うエネルギー補給ができないということである。
腰痛予防のためにエネルギー補給ができないということであれば、
本末転倒である。
腰痛ベルトをホワイトテーピング法と同じ構造形態にすれば良い!ホワイトテーピング法による腰痛テーピングの、
腹部は全く圧迫されないという特徴は、
ホワイトテーピング法と同じ構造形態にすれば良いので、
比較的容易に発案でき構造化することができた。
腰痛に対するホワイトテーピング法は、
患部にホワイトテープを何層にも重ねて貼り、
その部分を安定させるために伸縮性のあるストレッチテープを使い
腹部を一周するという技法を用いる。
1〜3までは、背部にホワイトテープを貼っているだけです。
この画像では分かりづらいかもしれませんが、
4,
腹部を圧迫しない様に一周させています。
それと同様に、バックインパクトのデザインも患部に当たる、
背筋の指示部分とそれを支えるベルト部分というように、
役割分担を各々のパーツごとに持たせた。
それゆえに、今までの腰痛ベルトとは違った特殊な形状となった。
また、ベルト部分はストレッチテープと同じ機能を持つように、
違う伸縮性を持つ2種類の素材を用いた。
問題は、
2)腰痛の症状の出る背部にしか固定感がない
3)前屈してもサポート部がフレキシブルに腰部についてくる
である。
腰痛ベルトバックインパクト開発秘話52014-03-27
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腰痛ベルトのメーカーで腰痛ベルトの開発担当者2人と、
どうすればこの装着感を腰痛ベルトで再現できるかを話し始
テーピング法の特徴そこで、このテーピング法の特徴を再確認する作業をまず始めた。
ディテールを詰める前に大きな特徴あげることにする。
1)腹部は全く圧迫されない競技間ではエネルギー補給のため食事をとらなければならない為
一般の腰痛症の患者さんももちろん食事をとる必要がある。
2)腰痛の症状の出る背部にしか固定感がない他の部分に運動制限をかけてしまうとパフォーマンスに支障が出る
一般の腰痛の患者さんも、日常生活、
他の部分への運動制限を極力避けるべきである。
3)前屈してもサポート部がフレキシブルに腰部についてくる競技中にどのような動きをしても腰痛予防としてテーピング機能を
一般の腰痛の患者さんも、日常生活、
腰痛ベルトとしての機能は保たなければならない。
これらがこの腰痛ホワイトテーピング法の大きな特徴であろうが、
ここで挙げたように、
たった三つではあるが、
3人はすぐ感じるとることができた
それはそうであろう今までの腰痛ベルトは、
この三つの特徴の一つも有していないのであるから。
腰痛ベルトバックインパクト開発秘話42014-03-23
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そこで、私の商品を手掛けているメーカーの担当者を呼び相談することにした。 当時私は、 商品一覧
数日後、メーカー開発担当者が2人私の事務所を訪れてくれた。 私の考えている腰痛ベルトのコンセプトを伝えるために、
その手技をもう1人の担当者が、順をおって写真を撮っていき、 テーピングの技術的なこと効果は撮影者も理解できるが ホワイトテーピング法の感想を聞いてみた腰痛ベルトのメーカーであるだけに腰痛ベルトの装着感はよく知っている。
腰痛ベルトバックインパクト開発秘話32014-03-23
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ここで、ふと考えてみると腰痛の患者さんが、 テーピングのほうがサポート機能が高い要するにテーピングにはできても、 テーピングの方が、事細かに体をサポートする機能が高いということである。 それならばテーピング機能もつ腰痛ベルトを造ればいいのではないか? 腰痛テーピングの腰痛ベルト化である! 腰痛に効くテーピングは大きく分けて、 私のイメージ的にはキネシオテーピングはなかった。 ホワイトテーピング法を用いる方が固定感が強く必ず効く。 しかしどうすればホワイトテーピング法を、 関連リンク腰痛ベルトバックインパクト開発秘話22014-03-21
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私は整骨院の院長として臨床にも関わっている。
そこで患者さんによく聞かされたのは腰痛ベルトやコルセットは、
日常生活においてとにかく苦しい。
その一言である!
私は患者さんを苦しめるために腰痛ベルトを薦めているのではない
少しでも楽になってもらいたいからである。
しかしながら、
従来の腰痛ベルトもしくは腰痛コルセットの持つ宿命である
患者さんが苦しいという思いは、私にも痛いほど伝わってきた。
何とか苦しくなく腰痛だけに効く腰痛ベルトはできないものか?
そのことはその後何十年にわたる臨床の中での私の課題であった事
しかし、当時まだ若かった私はそれほど経験も知識もなく、
ただ時だけが過ぎていった。
腰痛ベルトの開発と言うより、ただ日々の臨床に追われていた。
しかし、知人の紹介がきっかけで、
私はスポーツ選手、主に野球選手であるが、
大会の球場に同行し多数テーピングをするようになっていった。
ここでの仕事は、整骨院の臨床と違い、
ある特殊なパフォーマンスをする時にだけに出る痛みを、
緩和させるものである
それに対応するために、キネシオテーピング、
ファンクショナルテーピングと様々な技法を身に付け処方していっ
この現場での対応は要望が多岐にわたり、
個人個人の要望が違いいろんなテーピング手法を取る必要があった
例えばアンダーラップ(スポンジ状の包帯の様な物)であるが、
ある選手はアンダーラップを巻くと、
テーピングがズレやすくなるので嫌だといい、
また他の選手はアンダーラップを巻かないと、
かぶれるので嫌だという具合である
関連リンク腰痛ベルトバックインパクト開発秘話2014-03-21
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腰痛ベルト(バックインパクト)の販売を始めて、 もう5年の歳月が過ぎた。
その間、何万人という人が腰痛ベルト(バックインパクト)
そして、いろんな意見アドバイスをいただいた。
・商品の縫製ついて高価な割にはすぐベルト部分がほつれてきた。
・今まで使っていたベルトより腰痛が和らいでいる様な気がします。
・地肌に着けるので、最初は少しかゆいですが、だんだん慣れてきて
現在は、長時間しても大丈夫です、この商品は食事や、
・一日中の座り仕事でもお腹は圧迫されません。
・ちょっとお高いけれど着けるととても気持ちよく、
・物を持つ時に、これを付けると腰の痛みが緩和される気がします。
・劇的にラクになるというものではないけど、
・夏なので、これを付けるとやっぱり暑さが倍増します・・・
etc.
もちろんその中には効果をあまり感じられないという意見もあった
そのような意見を踏まえ今でも開発に携わっている。
アドバイスに従い改良すべき点は改良もしてきた。
そして今では、多くの人に支持される腰痛ベルトになったと思う。
愛用者の声の中で私がうれしいのは、
もちろん症状が緩和されたという声である。
この一言を聞くために私は開発に携わってきたのだと思う。
しかし、開発者としての本音を言わせてもらえれば、
開発者として苦労して完成させた構造上の特徴である
今までの腰痛ベルトにはない全く別の装着感があるという点について
感想を言ってもらえるのが一番うれしく思う。
関連リンク就寝時での腰痛ベルトの着用はいいの?2014-03-19
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腰痛ベルト関連のお問い合わせや患者さんからよく聞かれる質問に 「寝ていても腰痛ベルトつけていていいのですか?」 と聞かれることがある。
この問いの答えは、いいですよ、悪いですよ、
これも前回話した通り、
就寝時に着けてもいい場合下肢にしびれや違和感等の腰の神経からくる刺激症状のある場合で
どういうことかと言うと、
脊椎のアライメント(整列)が保たれにくい時に、
腰痛ベルトをつけることによって就寝時の脊椎のアライメントを、
安静化させることができる時である。
就寝時に着けてはダメな場合前回話した通り筋力低下を招くおそれがある時である。
それではどうすればいいんだと思っている患者さんも多いと思う。
足に症状もあるし筋力低下も怖いなという人は、
まず腰痛ベルトして就寝し、朝起きたときの症状比べてください。
朝起きた時に楽であればつければいいし、
逆に症状が強ければつけないで下さい。
少しでも前向きに腰痛を改善しようとするのであれば、
自分の中での判断基準もあっていいと思います。
それらを踏まえ信頼のできる先生とよく相談し、
腰痛改善に取り組んでください。
腰痛ベルトはいつつけるのか?2014-03-13
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前回、筋スパズムについて触れたが、
もちろん腰痛が激しい時やに作業時につけるのは当たり前だが、
これは個人の筋力やリハビリの関係もあるのだが、
人間の機能には必要のないものは排除していくという、 これは簡単に言うと、必要のない機能はなくしてしまえという機能である。 基本的に人間の機能は、省エネ設計になっている。
腰痛ベルトにより腰の筋肉を支えるということは、 これを繰り返すということはすなわち腰痛ベルトがなければ、 腰痛ベルトは腰痛患者に必ず必要なものであるが、 腰痛ベルトによって痛みを緩和し、そしてリハビリにより筋力をアップする。 そうすることによって日常生活をより良いものとしてもらいたいものである 何故、腰痛は起こるのか?2014-03-13
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まずは腰痛についてそして腰痛ベルトバックインパクトについて触れていく。 腰痛について前回では、痛みそのものに焦点を当てたが、
腰痛とは、要するに腰が痛いわけである! 前回は、痛みは大きく三つに分けられることは話したが、 ※参照リンク: 痛みについて
一般に言われるところの末梢生の腰痛症である。
今回は、何故腰痛は起こるのか?という題材だが、 筋スパズムによる痛みとは?みなさんもふくらはぎの腓返りを経験したことがあると思うが、 何故腰痛ベルトバックインパクトが効くのか先ほど直接的な物理的刺激には、バックインパクトは有効ではない様な 腰痛は完全に取り去れるのか?ここで患者さんからよく聞かされる言葉に、
腰痛ベルト(コルセット)バックインパクトについて2014-01-20
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このブログは、 バックインパクトは、名前通り後ろに衝撃を与える物である。 バックインパクトは従来の商品とは全く違う物である!バックインパクトは、分類すると世間的には腰痛ベルト、コルセットのカテゴリーに入るのであろうが、発明し開発した私としては全く違う物だと思っている。 皆さんは、腰痛ベルト、コルセットの意味を知っていますか? このブログの何処のチャプターでこの事にも触れますが、その方法で腰の動きが厳しく制限されるのか? それでは、患者さんが腰痛ベルト、コルセットと呼ばれる腰痛向け装具に求めたものとは何だったのだろう?それは、ズバリQOL(生活の質)を損なわずに腰痛のない日常生活を送る事だろう。 しかし、現実はどうだった? 私個人の見解だが従来のコルセットは、動作を厳しく制限して痛みを軽減させたが、QOL(生活の質)を損なうほど動きづらくするものでもあった為にスタンダードな形にならなかった。それ故に厳しく制限して痛みを軽減させなければいけないが、QOLを損なわないという相反する宿命を背負ったコルセットの開発が求められ発売された。しかし、実現されずコルセットの垣根を越えて腰痛ベルトという名前の装具が出てきたと思っている。 それでは、私の様なスポーツの現場上がりで競技を行う上で動かなければならないアスリートにテーピングで制限をかけていたのに対して、安静にしていても構わない・若くは安静にさせる医療の現場ではコルセットの使用はどの様な考え方で行って来たのであろう? 久しぶりにRene Cailliet著のLow Back Pain Syndromeという本を引っ張りだしてきた。この本は、私がまだ病院務めをしている頃、腰痛症の患者さんに質問された際によくお世話になった本だ。チョット当時を思い出して懐かしい。関係ない話は止めといてこの中でコルセットが満たしていなければ項目が載っているで紹介する。 コルセット及び装具の使用の目的と満たすべき条件①不快感を持たさない様に腰部を固定し、筋スパズム(筋過緊張)が起きる頻度を減少させる。 |