国立研究所データからみるバックインパクトの身体に及ぼす効果 chapter16

2014-10-18

全ての研究データからの

腰痛サポーター(腰痛ベルト、コルセット)が身体に及ぼす効果について

実験2バックインパクトは姿勢保持筋のコーディネーションを促進するか?

実験方法

A. 被験者
被験者は健常男子大学生6名(年齢22.9±3.8歳,身長170.1±5.1 cm,体重62.2±5.8 kg)で、

全例が大学体育学部に所属する者であった。

 

B. 実験の手順

まず地面反力計上で30秒間の閉眼閉脚立位をとり、安静時の重心動揺を測定する。

その後、脊柱起立筋の疲労課題として、

Biering-Sorensen (1984) が提案した体幹保持テスト (Trunk holding test) を用いて、

下肢・骨盤を固定した状態で2分間の体幹水平保時を行った(Fig3)。

その後、課題直後、5分後、10分後、15分後でそれぞれ同様にして閉眼閉脚立位での重心動揺を測定した。

本実験は筋疲労を伴う実験であるため、試行間で3日以上の間隔をあけて一日1試行ずつ、

サポーター無し、既存のサポーター、バックインパクトの3条件をランダム化して実施した。
Fig3. 2分間の体幹保持テスト

 

C. 測定項目(重心動揺)および測定方法

重心動揺の指標は、足圧中心 (COP: Center of pressure) の10秒間の移動距離を総軌跡長として求めた。

測定には、地面反力計(9286型,Kistler社製)を用い、XYZの3軸方向への地面反力を計測した。

地面反力データは16ビットのA/D変換器(Power-Lab/16s, AD Instruments社製)を介して、

分析ソフト(Chart 5.11, AD Instruments社製)を用いて総軌跡長を算出した。

式は以下の通りである。

【計算式】について

【式】: 総軌跡長=√{(Xi+1-Xi)^2+(Yi+1-Xi)^2}

X=(Fx*az0-My)/Fz Y=(Fy*az0+Mx)/Fz

※X:圧力中心店のX座標
Y:圧力中心店のY座標
Fx:左右方向力(Fx12+Fx34)
Fy:前後方向力(Fy14+Fy23)
Fz:垂直方向力(Fz1+Fz2+Fz3+Fz4)
Mx:X軸回りのモーメント{b*(Fz1+Fz2- Fz3-Fz4)}
My:Y軸回りのモーメント{a*(-Fz1+Fz2+Fz3-Fz4)}
az0=-22mm, a=175mm, b=275mm, (9286型の場合)

 

次回は、結果を報告します。

 

この実験は、
鹿屋体育大学スポーツトレーニング教育研究センター
鹿屋体育大学大学院体育学研究科

西薗 秀嗣教授ならびに
中本 浩輝、河端 将司らにご協力願いました。

 

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