国立研究所データからみるバックインパクトの身体に及ぼす効果 chapter11

2014-09-10

腹横筋反応時間
腕の挙上運動開始から腹横筋の活動開始までの潜時について、

サポーター無し、ザムスト、バックインパクトの平均値とサポーター(腰痛ベルト、コルセット)無し条件を基準にした場合の

サポーターあり条件の各被験者の反応潜時を図1に示しました。

 

各サポーター条件の平均反応時間の間に意味のある差が認められるかどうかを検討するために、

一要因分散分析を行いましたが、これらの結果は有意ではありませんでした。

 

しかしながら図から見られるように、

全体的にバックインパクト < ザムスト < サポーターなしという関係が見て取れます。

 

そこで,数値自体の差ではなく、

各被験者の中でどのサポーターが一番素早い腹横筋の活動が見られたかの順位を用いて、

フリードマン検定を用いたところ、

3群間に有意な差が認められ (χ2 = 6.3, p < .01)、

ウィルコクソンの符号付順位検定を行ったところ、
ザムストとバックインパクトに有意な差が認められました (p < .05)。

 

今回の実験では、被験者は全てアスリートの健常者であったため、

サポーター無し条件でも十分に早い筋活動であり、これよりも短い反応を示したことは、

バックインパクトが姿勢保持に関わる腹横筋の活動を促進したといえます。

 

 

実験画像1

 

 

この実験は、
鹿屋体育大学スポーツトレーニング教育研究センター
鹿屋体育大学大学院体育学研究科

西薗 秀嗣教授ならびに
中本 浩輝、河端 将司らにご協力願いました。

腰痛ベルト「バックインパクト」は、長年スポーツ選手のケア・テーピングに携わってきた経験をもとに開発した商品です。
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