国立研究所データからみるバックインパクトの身体に及ぼす効果 chapter6

2014-07-02

まず、プレ実験を行い研究の方向性を決めていく。

 

プレ実験の結果報告

 

どのように実験を行っていくかを決定するために、

○被験者1名を対象に先日の実験の一部を行いました。

○被験者数1名ということで統計処理は行っていません。

○被験者は陸上短距離走で高い競技力を持っており、100m走では鹿児島県の今季ベストタイムの記録を持っている

 

実験結果のグラフの傾向に基づいて報告いたします。

あくまで1名なのでこれらの結果が全員に当てはまるかどうかは明らかでないということを前提に読んで頂けたらと思 います。

プレ実験の結果についての考察

結果は,グラフの通り新しい腰痛ベルトコルセット)では明らかに反応が速くなりました。

 

実験画像5

 

腰痛ベルト非着用時の実験初期と後期の反応時間には差がないことから。

新しい腰痛ベルトとanother(その他の腰痛ベルト)やsummer(サマースリムコルセット着用時)の間の

反応時間の差が疲労の影響ではないといえます。

 

腰痛患者は、受動的な外乱に対する脊柱の安定性確保が

困難であるとされており(Panjabi, 1992; Oxland et al. 1992)、

その理由のひとつとして、

外乱に対する姿勢保持に必要とされる腹横筋の反応が遅延することが報告されています。

 

腹横筋

 

今回行った実験においても、挙上によるバランスの崩れを回避するために姿勢保持に関わる腹横筋が、

外乱に拮抗するように適切に働く必要がありました。

 

これに対し、新腰痛ベルトだけが腹横筋の反応時間を促進したことは、

新腰痛ベルトが腰痛患者の筋活動のコーディネーションの機能的サポートを促す可能性があることを示唆します。

 

次回は、実験2について報告します。

 

この実験は、
鹿屋体育大学スポーツトレーニング教育研究センター
鹿屋体育大学大学院体育学研究科

西薗 秀嗣教授ならびに
中本 浩輝、河端 将司らにご協力願いました。

腰痛ベルト「バックインパクト」は、長年スポーツ選手のケア・テーピングに携わってきた経験をもとに開発した商品です。
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ぜひ腰痛ベルト「バックインパクト」や関連商品をお試しいただけたらと思います!
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