国立研究所データからみるバックインパクトの身体に及ぼす効果 chapter13

2014-09-25

全ての研究データからの

腰部サポーターが身体に及ぼす効果について

 

西薗秀嗣 島典広2) 中本浩揮3) 河端将司3)

1) 鹿屋体育大学スポーツトレーニング教育研究センター
2) 鹿屋体育大学体育学部
3) 鹿屋体育大学大学院体育学研究科

 

緒 言
脊柱の安定性の促進は腰痛予防や治療に有益であるという見解から(例えば,Saal & Saal, 1989)、

体幹の筋力向上や腰痛ベルト(コルセット)の着用が推奨されている。

 

しかし、慢性腰痛患者では、

上肢挙上動作に先行する腹横筋の筋活動が健常者よりも遅延すること (Hodges,1996)、

脊柱起立筋の持久力が低下していることから (Ng & Richardson, 1996; Umezu et al, 1998)、

慢性腰痛患者には、筋力強化や腰痛ベルト(コルセット)による機械的な脊柱安定性の向上だけでなく、

筋活動の反応性や筋持久力といった機能的なサポートも要求されると考えられる。

 

今回開発した新型腰痛ベルト バックインパクトはここが違う!

今回の新製品は、腰部を広くサポートして腹部に直接的な圧迫力が加わりにくい設計となっており、

従来の腰部から腹部にかけて強固に圧迫する腰痛ベルトとは対照的といえる。

 

腹腔内圧や筋内圧を高めることは、脊柱安定性を確保する上で重要とされているが、

McGill & Norman (1987) は腹部ベルトの圧迫によって腹腔内圧を高めることは腰椎圧迫負荷の増加を引き起こす弊害もあると示唆している。

また、過度な腹部圧迫が不快感を招き,本来の動作を妨げる可能性も考えられる。 (Kingma et al, 2006)

 

バックインパクトの設計は

また新製品の腰痛ベルト(コルセット)は、腰部を固定するテーピングを再現するように設計されており、

腰部の2本の支柱と補助ベルトの締め付けによって、腰椎の生理的前彎の保持に貢献している可能性がある。

 

腰痛症を引き起こす原因の一つに腰椎屈曲位の持続やその肢位での反復動作が挙げられるが、

McGill の著書 (2002) によると、特に腰痛患者は「正しくない脊柱姿勢」の認識が乏しく、

腰椎の生理的前彎の概念を理解することが難しい。

そのため、本製品の着用によって無意識的に姿勢調整が行われれば、腰痛患者におけるこれらの問題を解決する手助けになるかもしれない。

 

さらに、この補助ベルトは腰部を外側から脊柱方向へ牽引することによって、胸腰筋膜を介して腹横筋や腹斜筋の伸張作用に働く可能性がある。

すなわち、側腹壁から前腹壁に横走・斜走する筋組織に適度な張りをもたらし、長さ―力関係に由来する効果的な筋収縮を可能にすると考えられる。

これらの腹筋群は脊柱安定性や姿勢保持に重要な機能を有していることから、これらが賦活化されることによって体幹の姿勢制御の改善が期待される。

 

以上のことから、

新腰痛ベルト(コルセット)が腰椎の生理的前彎の保持と体幹筋の生理学的促通効果を促すことによって、

腰部の機能的安定性が得られるのではないかと考えた

 

 

 

腰痛ベルト「バックインパクト」は、長年スポーツ選手のケア・テーピングに携わってきた経験をもとに開発した商品です。
科学的にも検証を繰り返して開発した腰痛ベルトです。また全商品国際特許も取得しています。
ぜひ腰痛ベルト「バックインパクト」や関連商品をお試しいただけたらと思います!
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