何故、腰痛は起こるのか?
2014-03-13

前回、腰痛ベルト(コルセット)バックインパクトについて触れたが、
そもそも、何故、腰痛は起こるのか?そしてどのような種類の腰痛があるのか?
また、腰痛ベルトはどのような腰痛に効果的なのかを話したい。
まずは腰痛についてそして腰痛ベルトバックインパクトについて触れていく。
腰痛について
前回では、痛みそのものに焦点を当てたが、
今回はもう少し的を絞り腰痛に関して話そうと思う。
腰痛とは、要するに腰が痛いわけである!
前回は、痛みは大きく三つに分けられることは話したが、
※参照リンク: 痛みについて
オペが必要だったり、薬剤を使用しなければならないような腰痛はひとまずおいておいて、
バックインパクト(腰痛ベルト、コルセット)が有効な腰痛についてお話する。
一般に言われるところの末梢生の腰痛症である。
ここで、問題を提起したいのであるがみなさんは腰痛になると、原因があると思うはずだ!
勿論、痛みの原因はあります。
しかし、勘違いしてもらっては困るのは、
腰痛を引き起こしているのは、一つの原因だけではないかもしれないということだ。
痛みは
・直接、神経や組織を刺激して出る物理的な痛み、
・↑によって二時的に出現する痛み
それぞれが痛みを構成してる。
今回は、何故腰痛は起こるのか?という題材だが、
直接的な物理的な刺激ではなく、バックインパクトのような腰痛ベルト、コルセットが
有効な二時的に出現する痛みが何故起こるのか?を的を絞り言及する。
ここで、ハッキリ述べるがどの様な腰痛であれ、
大なり小なり筋スパズムによる痛みは必ず混在していると言う事だ。
筋スパズムによる痛みとは?
みなさんもふくらはぎの腓返りを経験したことがあると思うが、
かなり激しい痛みを伴う。
何故あの様な痛みが出るかというと、筋肉の中に血管、神経が通っていて
それが簡単に言えば筋肉の過緊張によって締め付けられるから、
激しい痛みを伴うのである。
それらを和らげるには、バックインパクトのような腰痛ベルトが有効である。
ここからは、何故腰痛は起こるのか?から何故腰痛ベルトバックインパクトが効くのかにテーマを変えてお話する。
何故腰痛ベルトバックインパクトが効くのか
先ほど直接的な物理的刺激には、バックインパクトは有効ではない様な
趣旨のことを書いたが、バックインパクトに関してはそうとも言いきれない部分がある。
通常の腰痛ベルト、コルセットは前屈すると装具と体幹の間に隙間が出来やすいが、
バックインパクトの場合は体感に沿って密着して動くので
ある意味アライメント(身体の正常な生理的曲線)を保つことができる。
アライメントが崩れる事は、生理的曲線を乱し筋肉にストレスを与える。
筋肉が疲労すると、今度は靭帯にストレスが加わり以前にも増して、
筋肉にストレスを与えるようになる。
これらの悪循環が、筋スパズムを増加させ腰痛を招くのである。
バックインパクトは、関節のアライメントを保ちつつ
直接筋肉に働きかけ筋スパズムを低下させる。
バックインパクトは、腹圧をあげるのではなく、
直接筋肉だけを圧迫し、筋肉の疲労を和らげるものであり、
筋肉の疲労が和らぐという事は、筋スパズムが低下する。
それによって痛みから解放されるということにつながる。
単純に説明すると、バックインパクトは関節のアライメントを正常にし、
筋スパズムを和らげることによって痛みを和らげるものである。
腰痛は完全に取り去れるのか?
ここで患者さんからよく聞かされる言葉に、
「だいぶ楽にはなったのだが、まだ少し腰痛があるんですよね 」
これがこのブログの最初の方で触れた、痛みの原因が1つではないと言うことである。
ここから先はオペによって、完全に原因を取り除くか否かということであるが、
痛みが10から7に減ってオペをする人はまずいないでしょう。
バックインパクトによってすべての腰痛の症状から解放されるわけではないが、
バックインパクトによって改善される痛みも少ならからずあるということである。
腰痛ベルトを求めている人は腰痛があり、しかも安静・休養ができない方だと思う。仕事や家事など休めないが、腰痛が辛いという方を少しでも助けることができれば。
そのような方々にぜひともバックインパクトを試していただきたい。